インダストリー4.0の衝撃(その2)
前回の続きです。
(ヒント3)
前回のヒント2の発展型ビジネスモデルです。キーワードは「データあるところに人工知能あり」です。
a.販売商品に付けられた各種センサからのデータを収集して機械学習用のデータとして人工知能に入力し、強化学習により当該商品の最適作動を割り出す。
b.割出された最適動作指令を販売商品にフィードバックする。
c. フィードバックされた動作指令に従って販売商品を動作させ、そのときのセンサデータを収集する。
d.収集したデータを機械学習用データとして人工知能に入力し、強化学習により当該商品のより最適な作動を割り出して販売商品にフィードバックする。
a~dのサイクルを巡回させてより洗練された最適動作に収斂させる。
このようにして収斂し成長した機械学習結果のデータは、非常に貴重なデータです。その金の卵をメーカは企業内秘密として囲い込むでしょうね。それじゃあ、逆に、このような価値のある学習結果データを生産販売するビジネスは生まれないのでしょうか。私は、生まれると考えています。囲い込むのではなく販売してマネタイズするビジネスモデル。誰が主体となれば、このようなビジネスモデルが成り立つのか、皆さまも考えてみてはいかがですか。